Moderntique Jazz Award 2006 | エヴァーグリーンをさがして。

エヴァーグリーンをさがして。

Do you still love and respect the world? Also, Have you found what you were looking for?

昨年購入したレコードの中からお気に入りのジャズ・アルバムを10枚列挙してみました。

Swinging Macedonia
1.Swinging Macedonia - Dusko Goykovich (RTB,1966,旧ユーゴスラビア)
2.No Samba - Allen Houser (Straight Ahead,1973,アメリカ)
3.Sahib's Jazz Party - Sahib Shihab (Debut,1963,デンマーク)
4.Exciting 6 - Basso-Valdambrini Sextet (GTA,1967,イタリア)
5.Live at Ronnie Scott's - Ronnie Scott & The Band (Columbia,1968,イギリス)
6.Slavic Mood - Dusko Goykovich (Vista,1975,イタリア)
7.The Fabulous Slide Hampton Quartet - Slide Hampton Quartet (EMI,1969,フランス)
8.The Scicluna Street - Giorgio Azzolini (Carrosello,1976,イタリア)
9.Storm Warning! - Dick Morrissey Quartet (Mercury,1965,イギリス)
10.Jazz In Der Tschechoslowakei - V.A (Supraphon,1961,旧チェコスロバキア)

こう並べてみると、黄金期(50年代後期~1960年代初期)のヨーロッパ物を買い漁った2005年から、昨年はフリーフォームすれすれ、ちょいとジャズロック寄りなアプローチが目立つ1960年代中期~1970年代後期のヨーロピアン・ジャズに焦点を当てた一年だったように思います。基本のモダン、ハード・バップに少々スパイスを加えた隠し味的な演出が施された音、といえば分かり易いでしょうか。
基本的にフロント2管編成の好みは相も変わらず、ただ、スライド・ハンプトンに代表されるように、初めてボントロの良さを教わり、音楽の幅が一層広がった思いです。昨今、人気著しいピアノ・トリオ物や、ECM直系、芸術趣向の静謐な音にも手を伸ばしつつ、出口を探すことを忘れ、ジャズの闇を迷う。これも愉しいですよ。